胃が痛い・・・
1月12日の午後から、突然、胃が痛くなった。
生来、ストレスを感じないアホな性格なので、かつて胃痛を知らなかった。初めて知ったこの痛み。痛い、痛い。ほんとに痛い。痛い時は、「イテーぞ、バカ野郎」とどなりたくなる。
この恐怖の痛みが、断続的に襲ってくる。最初は、30分に一度くらいだったが、今では5分おきくらいに、痛みの間隔が短くなった。もう、たまらん。あまりの痛みに耐えかねて、病院嫌いのオレが昨日、健康診断を受けている近くの総合病院に行った。これがひどい間違いだった。別の胃腸専門の医院にすれば良かった。
さんざん待たされて、診察室にはいると、もうろくしたジイサンが白衣を着て腰掛けている。おまけに胸には「外科」の名札。おいおい、こんな手が震えているジイサンに手術されたら、悪くないところまで切られてしまうぜ。それにここは、胃腸科の筈だろう。なんで外科医のジイサンなんだ。オレは、よぼよぼの外科医のジイサンではなくて、せめて内科医に診てもらいたかった。しかし、今となってはもう遅い。そのジイサンは、最初「盲腸の疑いがある」とかいいやがった。
こちらは、下痢もしていないし、普通の腹痛と今回の腹痛の違いくらいは分かる。この痛みは、オレの未知の痛みだ。病院に来る前にインターネットでも調べた。胃潰瘍か十二指腸潰瘍だ。最悪の場合は胃ガンだ。それくらいオレにも分かる。
血液検査と腹部のレントゲンを撮られて、ようやく「盲腸の疑いはない」とのたまり、「胃潰瘍かもしれないので、月曜日に胃カメラの検査をしましょう」とおしゃっていただけた。そんなことは、最初から分かってるちゅーねん。
ちょっとまて、いきなり胃カメラだって。あのゲロが出そうになる胃カメラかよ。まだバリウムのレントゲンさえ撮ってないぞ。順番が違うんじゃねーか。
・・・・・。まぁしょうがない、こうなったらこの病院で腹をくくろう。月曜日は胃カメラだ。あ〜あ。
2005/1/13
胃カメラ初体験

昨日の夜、家においてある分厚い「家庭の医学」の腹痛のページをじっくり読んだ。
オレはほんとうに胃潰瘍なのだろうかという疑問がふと浮かんだのだ。激痛は襲うが、嘔吐感もないし下痢もしていない。熱もない。それに食欲は旺盛。これ、おかしいよな。
家庭の医学をながめていて、該当するのは胆石。そっか、オレは胆石だったのかと一人納得。もし明日の胃カメラで異常が見つからなかったら、医者に「胆石じゃないの」と教えてやろう。
そして今日、朝イチで病院に行き、胃カメラ検査をしてきた。屠所に引かれる羊みたいな気分だった。名前を呼ばれ検査室にはいると、、空中ブランコの伊良部一郎みたいな体型の医者と、やる気のなさそうな中年の看護婦が一人。空中ブランコだったら、この看護婦さんが露出狂のグラマーな看護婦だったりするが、現実はそう甘くない。
そして、いきなり2本の注射。一本は肩へ、もう一本は静脈注射。やる気のない顔で、看護婦が「痛くないですから」という。注射が痛くないわけねーだろ!と心の中で叫ぶが、口にはださない。そのくらいの分別はまだある。
次にシロップみたいのを2種類飲まされた。最初のやつは、飲みやすく一口で飲めた。薄いカルピスみたいな味がした。胃の中をきれいにするらしい。次のやつは、透明なゲル状で、一見水飴みたいなやつだった。こいつをスプーン一杯ほど口の中に入れられた。飲み込まず、喉のあたりで止めておいてくれと言われた。そんな器用なことができる訳ねーだろと思いつつ、言われたとおりに頑張ったがやっぱり無理。半分はすぐに飲み込んでしまい、残りは舌先に滞留。そのうち舌先が完全に痺れてきた。そうか、こいつは喉の麻酔だったのか。看護婦がやってきて、もう全部飲み込んでいいと言われた。これはまずい。肝心な喉に、まだ麻酔が効いていない。あわてて看護婦に、麻酔が効いていないと言おうとしたが、舌先が痺れて言葉にならない。「アヒアヒ」と意味不明な言葉になるだけ。情けねー。
ベッドに横になり、ぼさぼさ髪で黒縁メガネをかけ、若いのか年寄りなのか分からないような顔をした伊良部にマウスピースをされた。いよいよ、胃カメラを突っ込まれるのか、そう思うと悲しくなった。押し倒されていよいよ強姦される直前の女子高生の気分だ。経験はないけど、きっとこんな気持ちじゃないのか。
伊良部はためらいがない。マウスピースから、ゴムホースみたいな胃カメラを情け容赦なく突っ込む。目をつむっていたが、怖いもの見たさでチラッと目を開けたら、ランランと目を輝かせた伊良部の顔がすぐ目の前にあり、あわてて目を閉じた。こいつは胃カメラフェチか。
胃カメラがなかなか喉を通らず、伊良部は強引に通そうとする。その度に、ゲーっと吐きそうになった。マウスピースをしているので、ゲロを吐いたら、喉に詰まってで窒息死するんじゃないかと思った。ゲロで窒息死は、あまりにみじめなので必死にゲロを我慢した。
喉を通ってしまえば、後はラクチンだった。伊良部は、「きれいな食道ですね」とかほめたくれたが、そんなことを言われてうれしがる奴なんているわけねーだろ。
モニター映像は見せてくれなかった。上さんが胃カメラを飲んだ時には、見せてくれたと言っていたので、楽しみにしてたのに。
胃から十二指腸に胃カメラは進む。幽門を通る時に、くすぐったいような感じがした。
このまま、どんどん胃カメラを進めたら、尻の穴から出てるのだろうか。尻からでてきたら、胃カメラもウンコまみれで、次に使われる人は嫌だろうな、なんてことを想像してたら、検査が終わった。
検査の結果、潰瘍は見つからなかった。伊良部の所見は、胃炎。写真を見せてくれたが、確かに赤い斑点が胃にいくつかあった。胃も全体に腫れていると言われた。胃炎は激痛が襲うことが多いと小鼻をふくらませて伊良部は言った。ほんとかよ、伊良部。胆石じゃねーのか。(まだ言ってる)
胃炎の原因はほとんどがストレスなので、ストレスをなくさないと完治しないとも言われた。馬鹿こくな、伊良部。ストレスのない人間なんているわけねーだろ。神様じゃあるまいし。
まぁ、金曜日にもらった薬で、激痛は大分おさまっていたし、やっかいな病気でもなかったので、許してやろう。
気になる検査代は、4200円。1万円くらいはぼったくられるかと思っていたので意外と安かった。金曜日のレントゲンも4200円だったので、同じ料金だ。
今回の胃炎騒動の治療費は、前回分と薬を合わせて1万円だった。
どこかの病院の胃カメラ検査のHP 検査はこれとほぼ同じだった。
/後日談 (1月21日)/

ホームページの胃炎を捜して読んでいたら、伊良部が嘘をついていたのを発見。胃炎の原因はストレスではなく、ピロリ菌感染だった。ピロちゃんは、胃潰瘍だけでなく、胃炎も引き起こす悪い奴だった。
このサイトの胃炎の原因を詳細
2005/1/16