2007年6月

049
一瞬の風になれ 1,2 佐藤 多佳子
048
万世一系のまぼろし 中野 正志
047
わたしを離さないで カズオ・イシグロ
046
ユダヤ教vsキリスト教vsイスラム教 一条 真也
045
冬の犬 アリステア・マクラウド
044
失われた町 三崎亜記
043
手紙 東野圭吾
042
とらちゃん的日常 中島らも
041
まほろ駅前多田便利軒 三浦 しをん



No.049 2007/6/28
一瞬の風になれ
一瞬の風になれ 1,2
佐藤 多佳子



No.048 2007/6/25
万世一系のまぼろし
万世一系のまぼろし
中野 正志


万世一系 - Wikipedia
天皇 - Wikipedia

No.047 2007/6/21
ユダヤ教vsキリスト教vsイスラム教

No.046 2007/6/16
ユダヤ教vsキリスト教vsイスラム教
ユダヤ教vsキリスト教vsイスラム教
一条 真也


この本を読んで、今まで分からなかったことがかなり明らかになった。参考になりました。脱帽です。世界の二大宗教といわれるキリスト教とイスラム教が、なぜ対立しているのか。両者に和解の道はあるのか。大本はユダヤ教。キリスト教はユダヤ教から派生。イスラム教は、ユダヤ教徒キリスト教の混合版から派生。故にこの3つの宗教は、長女がユダヤ教、次女がキリスト教、三女がイスラム教となるそうだ。

思うに、宗教とは解説本を読んで学ぶものではなく、一途に信仰するものなのだ。オレように疑い深い人間には、壁の穴から行水している女性をのぞき見をしているようで、いくら本を読んでも宗教の本質を理解できないのかもしれない。
と言いながらも、この本の中で紹介されていたひろさちやの「宗教激突」と、小室直樹の「日本人ための宗教原論」はぜひ読んでみたい。

それにしてもユダヤパワーはすごい。マルクスもフロイトもアインシュタインも、ロスチャイルドもロックフェラーもみんなユダヤ人だった。ビルゲイツもそうじゃないのか。現在の世界的な宗教も、経済界を仕切っているのもみんなユダヤ系じゃないか。いったいどうなってるんだ。

一条真也 - Wikipedia
一条真也 - オフィシャルホームページ
一条真也 - プロフィール


後日、小室直樹の「日本人のための宗教原論」を読んでびっくり。
一条真也の「ユダヤ教vsキリスト教vsイスラム教」は、この本のリメイク版だった。よく言って解説本、悪く言えば剽窃。なぁーんだ、一条真也め、よくやるぜ。

No.045 2007/6/12
冬の犬
冬の犬
アリステア・マクラウド


前に読んだ本が立て続けにハズレだった。こんなことは珍しい。冬の犬に期待していたが、さすがアリステア・マクラウド。久しぶりに「文学」を満喫しました。彼方なる歌に耳を澄ませよもよかったが、短編集「冬の犬」はその前作に当たるそうだ。特に「島」には感銘した。島のエピソードは、彼方なる歌に耳を澄ませよにも形を代えて語られていた。特にラストシーン。暗く悲しいまま幕を閉じるのかと思ったら、そこに突然一条の曙光が射す。

マクラウドの語りは、神話のようだ。大自然の中で、自然と調和しながらあるいは自然に翻弄されながら黙々と生きる人々。かつてそういう時代があった。我々が深く胸を打たれるのは、今は失われた家族の絆、一族の絆といえる。
アリステア・マクラウド作品のページ −信兵衛の読書手帳

No.044 2007/6/9
失われた町
失われた町
三崎 亜記


予約していた本だったが、なぜこの本を予約したのか覚えていないときがある。この本もそうだった。三崎 亜記って誰? 失われた町ってどんな小説なの? しかしまぁ予約していたので、その時は読みたいと思ったのだろうと観念して読む。

で読んだ感想は、これはホラー小説なのか、ファンタジーなのか、純文学なのか、それともキワモノなのか。どれも微妙。町というよく分からない何かが、その町に住むすべての人間を消してしまう。消えた人間はどこにいったのか。この意味ではホラーでもあり、ファンタジーでもあるが。それを阻止しようとする管理局があり、消えた町のすべての記録を抹消する。理由は不明。このあたりはキワモノ的。
しかし、消えた人々の家族や恋人たちの葛藤や人生は、抒情的でけっこういけたりする。この本が評価されているとしたらこのあたりだろうか。図書館戦争もそうだったが、あまり突飛な舞台設定と抒情的な内容は、私の好みではなかったりする。
三崎亜記 スペシャルインタビューというネットの記事を読んだら、三崎亜記が男性だったのでビックリした。男だったのか。

三崎亜記 - Wikipedia
三崎亜記 スペシャルインタビュー/s-woman.net

No.043 2007/6/6
手紙
手紙
東野 圭吾


けっこう厚い本だったが、読みやすくて軽いので一日で読んでしまった。なぜ読みやすいのかを考えてみると、小説というよりも「あらすじ」っぽかったりするからだろう。あらすじなので、文章に奥行きがなかったり、気の利いた台詞もない。スラスラ読める。こちらが気構える必要もない。物語はセオリー通りにどんどん展開して飽きない。シドニー・シェルドンか、東野圭吾は。

殺人犯が内輪に出ると、その家族は大変な目にあう。親子孫3代にわたってたたられる。それが世の中といってしまえば、身も蓋もないが。そんな状況に陥ったらつらいだろう。
この本は映画になった。ちょっと見てみたい気もするが。

東野圭吾 - Wikipedia
「手紙」公式サイト

No.042 2007/6/5
とらちゃん的日常
とらちゃん的日常
中島 らも


図書館で手にした。作者が中島らもで、表紙がチョー可愛いネコだったので借りずにはいられない。中島らもはネコ好きなのだ。興味津々で読み始めたが、まともに読めるのは1/3くらいで、後はがっくり。
この本は中島らも人気絶頂の頃に書かれた本か、もしくはラリっていながら書いたのか、書き殴りエッセイだった。救いはとらちゃんの写真だけか。

とらちゃん的日常は、CLEARとかいう雑誌に連載されたエッセイだが、この雑誌はキャリア女性を対象にしたハイブロウなファッション誌じゃなかったっけ。そういう女性はらもファンが多いのか。かもしれないが、そうでないかもしれない。(オレまでラリってきたか・・)
中島らものプライベートな日常日記と読めば、文章を書く以外にバンドや演劇ををやっているらもを知った。

中島らも - Wikipedia
中島らも 公式ホームページ

No.041 2007/6/3
まほろ駅前多田便利軒
まほろ駅前多田便利軒
三浦 しをん


三浦しをんの3冊目。行天との出会いから様々な出来事を通して、便利屋多田の心の奥にくすぶる葛藤を最後に晴らしてくれる。三浦しをんは、この最後を書きたかったために、行天という突拍子もないキャラクタを作り出して、多田の心をほぐしていく。

それにしても、三浦しをんって女性なのに男を書かせるとうまいね〜。これまでの3冊とも男が主人公だった。むしろ女は苦手なのか。女心は小説のネタになりにくいのか。女性を主人公にした三浦しをんも読んでみたいね。
この本は、そのうち映画になるんじゃなかろうか。けど問題は行天だな。誰が演じるか。難しいところだ。

三浦しをん - Wikipedia