2006年12月

105
緋色の迷宮 T・H・クック
104
ニュートンの海 ジェイムス・グリック
103
ウランバーナの森 奥田 英朗
102
クレイジーへヴン 垣根 涼介
101
ギャングスター・レッスン 垣根 涼介
100
フェルマーの最終定理 サイモン・シン
99
このミステリがすごい 2007年版 宝島社
98
ビッグバン 宇宙論 下 サイモン・シン
97
神無き月十番目の夜 飯嶋 和一



No.105 2006/12/29
緋色の迷宮
緋色の迷宮
T・H・クック  翻訳:村松 潔


目黒考二の中年授業


No.104 2006/12/25
ニュートンの海
ニュートンの海
ジェイムス・グリック  翻訳:大貫昌子


よみうり読書 2005年10月3日 読売新聞



No.103 2006/12/21
ウランバーナの森
ウランバーナの森
奥田 英朗


大阪出張の行き帰りで読んだ。図書館をぶらついて、何気なく手に取った一冊。奥田英朗なので、もしかしたら、ブラックコメディかと勝手な期待。 けれど、全く違った。最初にジョンという男が登場する。上さんは日本人で、ケイコ。数ページ読むと、これがジョン・レノンとオノヨウコ夫妻のパロディだと分かった。おまけにジョン・レノンはひどい便秘になる。おいおい、そりゃないだろうと思いつつ、新幹線の中なので他に本もなく、読み進めた。後半近くなって、ようやくこの本の真意が分かってきた。時はおりしもお盆。夜中にうなされるほどレノンの精神的負担となっている過去の人物(すでにみんな死んでいる)が、お盆で里帰りして、レノンに会いに来て、レノンの精神的負担を取り除く。
奥田英朗は、レノンの熱烈なファンだったのか。しかし、レノンに興味を持たないものにとって、この本は、「だから何だっての」
タイトルの「ウランバーナ」は、サンスクリッド語で「苦痛」を意味し、日本語に置き換えると「盂蘭盆会(うらぼんえ)」となり、お盆の正式名称となるそうだ。お盆が苦痛という意味とは知らなんだ。昔、お釈迦様が、子供を亡くして嘆き悲しんでいる弟子をみかね、霊界から子供を引き寄せて会わせ、その苦痛を和らげたという。
ところで、この本に描かれているケイコは、どのていど本物のオノヨウコに近いのだろうか。そっちの方が興味津々だ。だって、この本では、金持ち娘の気ままな道楽で人生を生きているイヤな女としか思えないが。



No.102 2006/12/20
クレイジーへヴン
クレイジーへヴン
垣根 涼介


クレイジーへヴンは、ヒートアイランドの続編かと思っていたら、違う小説だった。クレイジーヘブンの意味は、薄めたコカの媚薬で、直接女性器に塗って使用する。
ヤクザに囲われて行き詰まった女と、田舎から飛び出してきたものの閉塞感に捕らわれている男の再生の物語。垣根涼介は意外と人情味に熱いようで、突き放した感じはしない。ラストのハッピーエンドもそうだ。突き放して書いたら、初期の中上健次の小説のようになっただろうが、垣根ファンは許してくれないだろうな。オレもそうだけど。



No.101 2006/12/18
ギャングスター・レッスン
ギャングスター・レッスン
垣根 涼介


ヒートアイランドの続編。アキを一人前の悪党に仕立てていく物語。そらないりに、けっこうおもしろかった。ここでも、車の改造の蘊蓄が披露される。



No.100 2006/12/16
フェルマーの最終定理
フェルマーの最終定理
サイモン・シン


サイモン・シンのビッグバン 宇宙論がとてもおもしろかったので、デビュー作を読んでみた。 これもおもしろかった。何げに「フェルマーの最終定理」という言葉は知っていたが、どういう問題なのかは知らなかった。「フェルマーの最終定理」とは、17世紀、フランスの数学者フェルマーによる定理だが、証明方法が記述されていなかった。
xn+yn=zn nが2よりも大きい場合は整数解を持たない。

フェルマーの本が発行されてから300年後、1995年に、イギリス出身の数学者アンドリュー・ワイルズによって、ついに証明された。
驚くべきは、この証明に使用されたのが、「谷山・志村予想」という戦後の日本人数学者の唱えた予想だった。つまり、谷山・志村予想が証明されれば、フェルマーの最終定理が証明されることなるのだ。
テーマが高度な数論のため、ビッグバン宇宙論ほど理解できなかったが、ワイルズが8年かけて証明するに至るドラマチックな過程は堪能できた。
フェルマーの最終定理 wikipedia
松岡正剛の千夜千冊



No.099 2006/12/12
このミステリがすごい 2007年版
このミステリがすごい 2007年版
宝島社


表紙のイメージが一新された。書店でいつものイメージで探しても気がつかなかった。
今年もベスト20に入っている本は一冊も読んでいなかった。面白そうな本をピックアップして、来年読む楽しみにとっておこう。
クックの新作が14位にランクされていた。知らなかった。これは正月に買って読もう。
ながし読み日誌



No.098 2006/12/11
ビッグバン 宇宙論 下
ビッグバン 宇宙論 下
サイモン・シン


これはおもしろかった。歴史上偉大な発見をした人物の人となりと、難しい理論を分かりやすく解説していてとてもためになった。ギリシャ時代に、すでに地動説がとなえられていたとは知らなかった。



No.097 2006/12/05
神無き月十番目の夜
神無き月十番目の夜
飯嶋 和一


食事でいったら、素材、調理、盛り付けとどれもいい。満喫。