2004年12月

59
柔らかな頬 桐野 夏生
58
オー・マイ・ガアッ! 浅田 次郎
57
肩ごしの恋人 唯川 恵
56
沢木 耕太朗
55
裏庭 梨木 香歩
54
第4の神話 篠田 節子


No.059 2004/12/27(月)
柔らかな頬
桐野 夏生


ミステリかと思って読んだら、意外と深い。不倫から始まり、我が子が失踪して、なぜ生きるのか、どう生きるのかというテーマで物語は進む。解説には、ドストエフキーやゴーリキのテーマとも通ずるとあった。確かにそうだ。途中、夢の中で物語が展開する。真実は誰にも分からないし、分かる必要もないのか。(文春文庫)
映画にもなっていた。あまり評判にはならなく知らなかった。
 gooのDVD映画レビュー


No.058 2004/12/20(月)
オー・マイ・ガアッ!
浅田 次郎


プリズンホテルのラスベガス版か。よくまぁこれだけのストーリーを考えつくもんだ。最後はホロリとさせる浅田流。大前 剛と梶野りさ。(集英社文庫)



No.057 2004/12/15(水)
肩ごしの恋人
唯川 恵


直木賞をとった小説だそうだ。今時の若い女性の生き方をサラリと書いている。テレビのドラマしたら視聴率は高いぞ。文体は軽く、会話もいい。この前に読んだ檀のヨソ子との生き方の違いはどうだ。ここに登場してくる男はどいつもヒデー。(集英社文庫)



No.056 2004/12/12(月)

沢木 耕太朗


檀一雄の「火宅の人」は読んでいない。読もうと思ったことはあったが、この本を読んだら、読む気がなくなった。私小説というはどうも苦手だ。自分の愛人との生活を綴って何になるんだろう。檀ヨソ子は、ちょうど私のお袋と同じ世代だが、この時代に生きた女性は、強いね。今でもか。(新潮文庫)



No.055 2004/12/08(水)
裏庭
梨木 香歩


この本は、近くの公民館でリサイクルされたただの本。これまで、この本のことも作者も知らなかった。が、読んでびっくり。ファンタスティックにして、テーマは哲学的で深い。でも、文章はへたっぴー。(^^;
第一回児童文学ファンタジー大賞の受賞作とのことだが、児童文学というよりも大人向けのメルヘンといった方がよさそうだ。
家庭とは、家族の庭だそうだ。なるほど。テル・ミィ。(新潮文庫)



No.054 2004/12/02(木)
第4の神話
篠田 節子


中年となり仕事や結婚に焦りを感じている女性ライターはリアルでいいが、肝心の女性作家の心情が最後まで不明。これはないだろう。がっくり。